FXは理屈じゃない!アノマリーで一歩上のトレーダーに

ローソク足の見方や移動平均線について解説してきましたが、チャートの分析しても相場の流れが思った通りにいかないことがありますね。FXの世界は奥が深く理屈では説明できないこともあります。

根拠はないのに当たるという経験則のようなもの」が相場の世界には実際に存在し、そういった事象のことを「アノマリー」と呼ばれていますので覚えておきましょう。

「アノマリー」にはこの時期(季節)の為替の流れはこうなるであるとか、月の満ち欠け、さらには日本のテレビで放送される映画のタイトルなど様々でユニークなものがあります。

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今回は知っておいて損はないFXの世界の有名な「アノマリー」について有名なものをいくつか紹介していきましょう。

夏は大騒ぎ?「ジブリの法則」

まず1つ目は都市伝説ではないのか?とも思える「ジブリの法則」。

日本テレビ系列で金曜日夜9時から通常放送されている映画枠の「金曜ロードSHOW!」でスタジオジブリの作品が放送される+その日にアメリカの雇用統計の発表がある、という2つの材料が揃ったときに相場が大荒れになるというものです。

「ジブリの法則」は日本人だけが気にするアノマリーかと思いきや、ウォールストリートジャーナルの記事にも「ジブリの呪い」として掲載されたことから、外国人投資家も注目しているアノマリーになっています。

夏から秋にかけては特に「夏はジブリ」ということでスタジオジブリ作品が放送される可能性も高くなりますので要チェックです。

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さらに「ジブリの呪い」と言われる所以は、相場が下落してしまうと言われていることもありますので注意しなければなりませんね。

季節的要因のアノマリー

季節のイベントごとのアノマリーも見逃せません。1月は欧米企業のフィナンシャルイヤーの始まりですが、日本はお正月のイベント。年の初めは変動幅が大きくなると言われています。

2月は1月の変動の流れを引き継ぎ、3月には日本の企業は年度末の決算時期に入りますね。決算のため円を買い戻す動きがでてきますので、円高になりやすくなる時期です。

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そして4月を迎えると年度初めで決算も終わって一休みということで、円安傾向になりがちになります。また5月にかけてはゴールデンウィークを挟みますので海外に旅行に行く日本人が増えることもあり円安傾向になる可能性がありますね。

5月から8月にかけてはサマーバケーションのシーズンに入りますので、市場も閑散としやすく値動きも少なくなると言われています。

9月は日本の企業の半期決算になりますので円高傾向。10月になると「10月効果」と呼ばれるアメリカの株が下がる傾向があり、つられてアメリカドルもドル安になる可能性があります。

そして11月12月には欧米企業の決算時期になりますので、ドルが高くなる傾向になり円安ドル高になっていくでしょう。決算以降、12月は欧米の一大イベントクリスマスもありますので市場がまた閑散とした状態になりますね。

アノマリーを信じるも信じないもアナタ次第!?

いかがでしたでしょうか。過去の経験則から導き出させるアノマリーには一定の信頼性はあるようです。特に季節要因については、企業の動きなどをみると「なるほど」と思うこともありますね。

「ジブリの法則」も「第一金曜日=雇用統計」ということで、もともと要注意な日であることを考えると的を得ています。

トレードの時にはチャートの分析ばかりではなく不思議な「アノマリー」も頭の片隅に置いておくようにしましょう。

ライバルに差をつける。トレンドラインでFXの流れを知ろう

ローソク足や移動平均線といった相場の分析方法を紹介してきました、ここでもう1つ「トレンドライン」といって自分でチャートに線を引いて相場の傾向を予測していく分析方法があります。

トレンドラインの役割は相場の上昇や下落、または横ばいになる「転換」する地点を見極める、つまりは、相場の方向性を予想し売買のポイントを探る重要な線です。

ローソク足チャートに直線で補助線を引いて分析するトレンドラインについて解説していきましょう。

トレンドラインの引き方

各FX会社で準備されているチャート画面にはローソク足を時間ごとに表示してくれたり、移動平均線をボタン1つで表示できたりと便利な機能が備わっています。

しかしながら、トレンドラインについては線を引く機能はついているのですが、自分で線の角度などを決めて引かなければならないことがほとんどです。

そして、実はトレンドラインの引き方に正解はありません。トレーダー各々で判断し線を引くので、経験値も必要になりますが線の引き方はシンプルなので、FX初心者の方も積極的に引いていきましょう。

トレンドラインはジグザグになっているローソク足のチャートが面から2点をむすんで線を引いていき、上昇トレンド下降トレンドの2種類の線がひけます。

上昇トレンドは下の図の通り、上昇相場は安値同士を繋いだ線

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下降トレンドの場合はその逆で高値同士を繋いで一本の線を引きます。

トレンドライン(下降)

とてもシンプルな線ですが、実際にラインを引こうとするとどこで引いてよいのか最初は迷ってしまうでしょう。線を引くことで相場の流れも分かってきますので過去のチャートなども見返しながら、まずはトレンドラインを沢山引く練習をするのもよいですね。

トレンドラインから何が分かる?

実際のSBI FXトレードのチャート画面に移動平均線を表示させトレンドラインを2本引いてみました。

ローソク足の突き抜け

安値同士を繋いだ上昇トレンドのトレンドライン、高値同士を繋いだ下降トレンドのラインを引いたのですが、ここで青と赤の矢印に注目です。どちらもトレンドラインをローソク足が突き抜けているのが分かりますね。

このローソク足の付き抜けがポイントで、新しいトレンドが始まった可能性を表しています。

上昇トレンドでトレンドラインをローソク足が抜くと下降トレンドが始まる可能性を指しており、下降トレンドの場合はその逆ということになりますね。

実際のチャート画面でもトレンドラインが出したサインどおりに上昇トレンドから下降トレンドへ転換しています。

相場のトレンドである上昇や下落のタイミングが計れるようになると、もちろん「売り」、「買い」のポイントが判断しやすくなるでしょう。特にFX初心者のうちはトレンドを意識してトレードをしていくと、FX取引の相場にも早く慣れていけそうですね。

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また相場は常に上昇や下落をしているわけではなく、価格がもみあって変動が少ない「横ばい」という状態になることや、価格の上下を一定のレート内で繰り返す「ボックス相場(レンジ相場)」も発生することがあります。ボックス相場のトレードについては、FXの均衡状態では何をするのか。ボックス相場の見方の記事で解説していますのでチェックしてみてください。

トレンドラインだけでなく複数の分析方法で判断しよう

相場の流れであるトレンドを見極める重要なトレンドラインを引くことはとにかく練習あるのみ。他のローソク足や移動平均線、グランビルの法則等とあわせてまずは使ってみることが大事です。

相場を分析する方法には沢山の方法と組み合わせがあります。ただし、「相場は絶対ではない」ということはよく覚えおきましょう。

クロスで儲ける!FXで大事な移動平均線の交わるポイント

チャート分析は移動平均線から!FXのトレンドを理解しようの記事で相場の方向性を捉えるための移動平均線について解説しましたが、さらに移動平均線の分析で重要なポイントをご紹介していきます。

SBI FXトレードのチャート画面で早速2本の移動平均線を引いてみました。

5分足のローソク足チャートでオレンジ色の移動平均線は10本のローソク足の終値の平均、青色の移動平均線は20本で引きましたが、2本の移動平均線は同じ形を取っていません。そして移動平均線同士が交わっているポイントがありますね。

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FXではこの2本の移動平均線の交わるポイントが重要で為替の「買い」、「売り」の判断材料とされています。

有名な交差ポイントには名前も付けられていますので詳しく解説していきましょう。

移動平均線の「短期線」、「長期線」

移動平均線は各FX会社のチャート画面で簡単に引けるようになっているものが多く、自分で期間を設定し複数の線を引くことで分析ができるようになっています。

今回の解説画像では米ドル/円の5分足のチャートで移動平均線を引き、2本の移動平均線が交わるポイントにマルをつけてみました。

2本の移動平均線はそれぞれで終値を平均する期間が異なっており、オレンジ色で引いた10本平均の線を「短期線」、青色で引いた20本平均の線を「長期線」と呼びます。

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短期線は一般的に5、10、12など、今回長期線とした20は「中期線」といわれることもあります。

2本の移動平均線で短期線よりも長い期間を設定したものであれば長期線、中期線と呼び方は様々です。

2本の移動平均線の交わりで分かることは?

FXチャートの基礎である移動平均線ですが、短期と長期の2本の移動平均線を使った分析では「買い」、「売り」のサインを捉えていきます。

有名な移動平均線の「買い」、「売り」のサインを出していると言われるポイントが2つありますので覚えておきましょう。

①「ゴールデンクロス」

まず1つ目は「ゴールデンクロス」で短期線が長期線を突き抜けて上に向かっている状態です。

上に突き抜けているということは短期での為替のレートが上向きになっていると見られ相場が上昇傾向にあるとされています。つまりは「買い」のサインということですね。

ゴールデンクロス

②「デッドクロス」

「デッドクロス」はゴールデンクロスの逆パターン。

短期線が長期線の下側に突き抜けています。よって為替のレートも下向きになる傾向と見られ、相場は下落傾向で「売り」のサインということです。

 

デッドクロス

相場には「ダマシ」があるので注意

ゴールデンクロス、デッドクロスは売買のサインとしてとても分かりやすいのですが、分かりやすいということは相場の裏をかかれる可能性があるということに注意しなければなりません。

未来の相場の動きを判断していくためには、2本の移動平均線のクロスだけでなく、もっと長期の移動平均線を引いてみたり、または他のテクニカル分析ツールを使ってみたりと多くの判断材料が必要ですので色々な分析を試してみましょう。

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クロスのサインを見逃さずチャンスにしよう!

2本の移動平均線を使ったゴールデンクロス、デッドクロスはとてもわかりやすいサインです。

相場の動きも理解しやすくなりますので、FX初心者の方などはまずは移動平均線をじっくり見て取引してみてはいかがでしょうか。

FXの売買のタイミングはこれで大丈夫。グランビルの法則を徹底解説

日本発!ローソク足分析の酒田五法を学ぼうの記事では「相場の神様」とも言われた江戸時代の相場師・本間宗久さんが考えたローソク足の分析方法を解説しました。

今回はアメリカ発祥、株式アナリストのマイケル・H・グランビルさんが普及させた移動平均線と為替レートを使った相場の分析方法「グランビルの法則」について。

チャート分析の基本として重要なグランビルの法則は売買のタイミングを図る上でとても重要な分析方法ですのでしっかり解説していきましょう。

グランビルの8法則

「グランビルの法則」は移動平均線と為替レート(ローソク足)のクロスするポイントや、位置関係から売買のポイントを判断していきます。

全部で8つの法則があり、「買いポイント」、「売りポイント」ともに4つずつとなっていますので順番にみていきましょう。

「買い」ポイント

①移動平均線が下降から上昇もしくは横ばいになる+ローソク足(為替レート)が移動平均線を上に突き抜ける場合

→移動平均線を上に突き抜けていることから、下落傾向の終わり、上昇傾向へ反転(相場の反転)と判断され「買い」ポイント

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②移動平均線が上昇傾向+ローソク足(為替レート)が一時下落し上に突き抜ける場合

→ローソク足(為替レート)が一時下落して再度上に抜けようとしていることから、強い上昇傾向のサインと判断され「買い」ポイント

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③移動平均線が上昇傾向+ローソク足(為替レート)が一時下落しつつも移動平均線より上の場合

→ローソク足(為替レート)が一時下落しても移動平均線にタッチしていないことから、上昇傾向が続くと判断され「買い」ポイント

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④移動平均線が下降傾向+ローソク足(為替レート)が大幅に下回って移動平均線から離れた場合

→ローソク足(為替レート)は下降傾向中だが、下降し過ぎた場合は上昇に反転する場合があるので「買い」ポイント

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「売り」ポイント

相場で「売り」と判断するポイントは相場が下降傾向になるという予想から、売って相場が下降したところで高値で買って利益を上げていくというポイントです。

①移動平均線が上昇から下降もしくは横ばいになる+ローソク足(為替レート)が移動平均線を下に突き抜ける場合

→移動平均線を下に突き抜けていることから、上昇傾向の終わり、下降傾向へ反転(相場の反転)と判断され「売り」ポイント

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②移動平均線が下降傾向+ローソク足(為替レート)が一時上昇し下に突き抜ける場合

→ローソク足(為替レート)が一時上昇して再度下に抜けようとしていることから、強い下降傾向のサインと判断され「売り」ポイント

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③移動平均線が下降傾向+ローソク足(為替レート)が一時上昇しつつも移動平均線より下の場合

→ローソク足(為替レート)が一時上昇しても移動平均線にタッチしていないことから、下降傾向が続くと判断され「売り」ポイント

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④移動平均線が上昇傾向+ローソク足(為替レート)が大幅に上回って移動平均線から離れた場合

→ローソク足(為替レート)は上昇傾向中だが、上昇し過ぎた場合は下降に反転する場合があるので「売り」ポイント

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「グランビルの法則」で売買のチャンスを見つけよう

いかがでしたでしょうか。「グランビルの法則」は1960年にマイケル・H・グランビルさんがその著書で発表し、その後半世紀以上経った今も多くのトレーダーに学ばれています

相場は急変することもありますので、1つの分析方法だけで判断するのはNGですが、「グランビルの法則」を使って売買のチャンスポイントを掴んでいきましょう。

 

日本発!ローソク足分析の酒田五法を学ぼう

並び方でFXの未来を見る?ローソク足の並びで分かることの記事では1本そして2本のローソク足で相場の今後の流れが予想できるということを解説しましたが、さらに沢山のローソク足を使っての分析方法があります。

そしてなんとその方法は日本発!江戸時代に相場師(米相場)として一大財産を築いた本間宗久さんという方が考えられた分析方法はその名も「酒田五法」。名前の由来は本間宗久さんが山形県酒田市(当時の出羽国)の出身だったことから付けられました。

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また本間宗久さんは「相場の神様」とも言われており、一説にはローソク足を考案したとも言われていますね。

今回は日本で生まれた「酒田五法」の基本法則をご紹介していきましょう。

「酒田五法」の基本法則

「酒田五法」は「五法」というとおり5つの基本のパターンから成り立っています。「三山」、「三川」、「三法」、「三兵」、「三空」の5つ。

それでは順番に解説していきましょう。

※「三空」は「三兵」と似た形を取るローソク足のパターンですが、ローソク足の間(窓)が空くことを分析要因としているため為替相場ではほとんど使われませんので今回は4つの基本パターンを解説します。

①「三山」

まず1つ目のパターンは山が3つ並んでいるような線を描いている「三山」。

山が3つ出ているということは高値を3回繰り返すもそれ以上に抜けられない状態とされ、以降は下落傾向になる可能性を示しています。

つまりは「売り」のサインとなるということですね。上昇傾向にあった相場の後に出たものを指しており、「これ以上は上がるのは難しい」ということを表しているローソク足のパターンです。

三山

またこの逆向きで下向きに山が3つ並ぶと「逆三山」底値であることを表し、「三山」とは反対に上昇傾向を表すとされており、「買い」のサインになっています。

②「三川」

山の次は川の「三川」。3本のローソク足の並びで相場が転換する可能性を示していますので要チェックです。

三川

「三川宵の明星」は陽線の後に実体の短い陽線が続いており、その後に陰線というパターンで相場が下落方向、つまりは「売り」に転換するサインとされています。

反対に「三川明けの明星」は陰線の後に実体の短い陰線、そして陽線というパターンですので、宵の明星とは逆に上昇傾向の「買い」サインに変わる可能性を表していますね。

③「三法」

「三法」は並び方でFXの未来を見る?ローソク足の並びで分かることの記事で解説した「はらみ足」のパターンの応用です。

実体の長いローソク足の後、3本連続してはらみ足が出た場合、再度同じ方向に相場が動く可能性を示すと言われています。

三法

上記の「三法」は陽線の後のはらみ足が3本となっているので、再度陽線が現れさらに高値を更新すると言われています。

最初に現れる実態の長いローソク足が陽線の場合は「上げ三法」(今回の図は上げ三法ですね)、陰線の場合は「下げ三法」です。

④「三兵」

最後に一番シンプルなのが「三兵」。

三兵

3本連続してハッキリとした陽線もしくは陰線が出たときに、陽線は上昇傾向(買いサイン)、陰線は下落傾向(売りサイン)として見られています。

「酒田五法」を使って相場を予想していこう!

いかがでしたでしょうか。江戸時代からあったチャート分析である「酒田五法」が現代まで使われていることは驚きですが、理にかなっているからこそ今も多くのトレーダーに学ばれています

実際のチャートを見ながら「酒田五法」を使った未来予想を試してみましょう。

チャート分析は移動平均線から!FXのトレンドを理解しよう

FX取引をしているとローソク足チャートの中に折れ線グラフを滑らかにしたのような「線」が入っているチャート画面をよく目にしますが、実はこの線も相場の分析において重要な材料。

画像は実際のSBI FXトレードのチャート画面でローソク足の中にオレンジ色の線を引いています。相場分析のためのこういった「線」を引ける機能は各FX会社のトレードソフトに標準で搭載されている場合が多いので活用していきましょう。

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今回引いている線は「移動平均線」といって、相場のトレンド(方向性)を捉えるための重要な分析材料です。

ローソク足と併せてチャート分析の基本となりますので詳しく解説していきましょう。

「移動平均線」とはどんな線?

移動平均線は「平均」と名のつくとおり、ローソク足にも情報がある相場の一定の値を一定の期間分平均して算出し線で結んだものです。(一般的には「終値」を平均します)

期間を5日の移動平均線は下図のとおりで、ローソク足①~⑤の終値を足して5で割った平均を①のローソク足の移動平均線の値としていますね。よって②の移動平均線の値は①の値を消して、②~⑤と⑤の前のローソク足の終値を足して5で割ることになります。

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移動平均線の期間は5,6,12の短期線や20,25,50などの中期線、そして100、200といった長期線があることも覚えておきましょう。

また、1日毎のローソク足である日足で移動平均線を出す場合は期間=日数になりますが、1時間毎の1時間足の場合は、移動平均線の期間は時間になります。上の図が1時間足だった場合は5時間分の終値を平均して算出されるということですね。

「移動平均線」で何が見えてくる?

FXは通貨の「売り」と「買い」の2つの取引を判断して利益を狙っていきますが、売買のタイミングを計るためにはチャート分析や経済ニュースなどのチェックが日々欠かせません。

実は相場には方向性=トレンドがあると言われており、トレンドを正確に見極めていくことがFX取引での利益に繋がっていきます。

そのトレンド把握の材料となるのが移動平均線です。

FXの中での上昇トレンドは相場が結果的に上側に向かい、下降トレンドはその逆で下に向かいます。

一般的に上昇トレンドの場合は「買い」下降トレンドの場合は「売り」のタイミングとされていますね。

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トレンドについては、ライバルに差をつける。トレンドラインでFXの流れを知ろう記事でも詳しく解説しています。

移動平均線から見える「上昇」「下降」のトレンド

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上図のとおり、移動平均線が上向きの場合は相場が上昇傾向にあるということで「上昇トレンド」、下向きの移動平均線がある場合は「下降トレンド」です。

また、移動平均線を使い、ローソク足の終値が移動平均線より上か下かで売買のタイミングも計っていきます。

終値が移動平均線より上の場合は上昇トレンドをみて「買い」、逆に下の場合は下降トレンドになる可能性があるとして「売り」とみなして売買をおこなう方法もありますね。

ただし分析は複数の材料から!

ここで1つ注意点です。トレンドには流行に流行り廃りがあるように終わり、転換期がありますし、また1本の移動平均線だけを頼りにした分析では不十分な場合があります。

ローソク足や複数本の移動平均線からの分析がさらに必要になりますので、クロスで儲ける!FXで大事な移動平均線の交わるポイントの記事も要チェックです。

暗記必須!有名なFXのローソク足はまるまる覚えよう

ヒゲを理解できればFXマーケットの動きが分かる!ライバルを知ろうの記事では、ローソク足のヒゲについて詳しく解説しましたが、実はローソク足そのものにもいくつか有名な足のパターンがあります。

「このローソク足が出たら売買のチャンス!」と言われているものもありますので暗記必須です。それではローソク足のパターンを早速みていきましょう。

①丸坊主(ばるぼうず)

1つ目はなんと上下にヒゲのない胴体(実体)の長いローソク足

・陽の丸坊主

陽の丸坊主と呼ばれる陽線があらわすのはまずは始値=安値、終値=高値であったことです。この場合は上への勢い(上昇傾向)が強いとされており、「買い」のチャンスと判断されています。

陽の丸坊主

・陰の丸坊主

逆に上下にヒゲがない陰線だった場合はこの逆で「陰の丸坊主(いんのまるぼうず)と呼ばれていますね。

陰の丸坊主のローソク足は下への勢い(下降傾向)が強くなっていることを表しており「売り」のサインになっています。

陰の丸坊主

②寄り付き坊主(よりつきぼうず)

「寄り付き」は陽線であれば高値寄り、陰線であれば安値側にヒゲが延びている状態のローソク足を言い、逆方向にはヒゲが伸びていない状態です。

・陽の寄り付き坊主

陽の寄り付き坊主の場合は始値以下にレートが下がることがなかった=始値が安値の状態で、大きくレートは高値の方向へ動いています。この場合は、上への勢い(上昇傾向)が強いとされ「買い」のサインと言われていますね。

陽の寄り付き坊主

・陰の寄り付き坊主

陰線の場合はその逆で陰の方向=安値方向に寄り付いている陰の寄り付き坊主。始値=高値の状態で下への勢い(下降傾向)が強いとされ、陽線とは逆の「売り」のサインとされています。

陰の寄り付き坊主

③大引け坊主(おおひけぼうず)

「大引け」は「寄り付き」の逆にヒゲが出ている状態ですが、実は「買い」「売り」のサインは「寄り付き坊主」と同じです。

・陽の大引け坊主

陽線の場合は、始値から一時安値になり下ヒゲができていますが、終値=高値になっていますね。ということは終わりが高くなっていることから引き続き上への勢いが期待できるローソク足の形とされ、「買い」のサインになっています。

陽の大引け坊主

・陰の大引け坊主

陰線の場合も同様で、始値から一時高値になって上ヒゲはできているものの最終的には終値=安値。つまりは下への勢いということになり「売り」のサインと言われています。

陰の大引け坊主

また、ここで1つポイントですが、他のローソク足と比較して実体(胴体)が長いローソク足を陽線は「大陽線」、陰線を「大陰線」ということも覚えておきましょう。

実体(胴体)の長さは相場の勢いを表していますので、ヒゲとあわせて注意深く観察が必要です。

④コマ

実体(胴体)とヒゲの両方が短いローソク足をその形から「コマ」といいます。高値、安値のどちらの方向にも寄らなかったことから相場の迷いを表すと言われていますね。

コマ

⑤カラカサ

実体(胴体)が短く下ヒゲが長いローソク足は「カラカサ」。

陽線のカラカサは始値から一時安値まで下降するも終値は買い戻されて戻っている状態、陰線の場合は始値から安値まで下がり、その後始値までは戻らないまでも買い戻し傾向にある状態を表しています。

相場の底値付近で「カラカサ」が出現した場合は値段を戻そうとする動きと見られており、「買い」のサインと取られることもありますが、底値を見誤ってしまうと逆の方向に動く場合もありますので注意が必要なローソク足です。

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⑥トンカチ

ローソク足の形を見ても分かるとおり「トンカチ」は「カラカサ」と逆の性質を持っています

特に相場の天井付近で「カラカサ」が出現した場合は下降傾向とされ、「売り」のサインになっていますね。

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⑦トンボ

ここで登場するのが実体(胴体)のないローソク足

上ヒゲがないということは始値と終値が高値ということになり、さらに同じレートであることを表していますね。

「カラカサ」と同じような形をしていますので相場の動きも「カラカサ」と同じような動きになります。

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⑧トウバ

同じく「トウバ」も実体(胴体)のないローソク足で、下ヒゲがないことから始値と終値が安値で同じレートであるということを表していますね。

始値から安値まで下がった後に、終値では始値に戻っている状態ですので、相場を読むときには「トンボ」とは逆になります。

トウバ

ローソク足は暗記必須

いかがでしたでしょうか。ローソク足の大きな形は大きく分けて8つ。その中でも形が似ているものは同じような動き(陽・陰では逆の動き)をすることが分かりました。

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ただしローソク足は、足1本の時間軸によっては全く違った形を見せるときもありますので、自分のトレードスタイルに合わせて見ていけるといいですね。

並び方でFXの未来を見る?ローソク足の並びで分かること

SBI FXトレードのチャート画面を見ても分かるとおり、ローソク足は時間ごとに複数の足が並んでグラフのような線を形作っています。

チャート画面

暗記必須!有名なFXのローソク足はまるまる覚えようの記事では1本1本の有名なローソク足について解説しましたが、ローソク足はその並びも重要

2本のローソク足で相場を分析したり、または2本以上の複数本のローソク足からも分かることがあります。具体的なローソク足の並び方を見ながら詳しく解説していきましょう。

ローソク足に含まれる情報を復習!

ローソク足で分かることは全部で4つありましたね。

ローソク足が作られ始めた時間のレート(値段)である「始値」、時間の終わりのレート「終値」に加えて、時間内で最も高かったレートの「高値」、逆に安くなったときの「安値」の情報が含まれています。

ローソク足

この4つの値段の情報をどんどん時間ごとに追っていくと、相場の未来の値動きが分かってきそうですね。

ローソク足の並びで分かることは?

時間ごとに変化するローソク足ですが、2本以上の複数本のローソク足の組み合わせのパターンは相場の方向性を示すと言われています。

1本のローソク足の中にも情報はありますが、未来を予想するとなると複数本のローソク足のデータが必要になるということですね。

2本のローソク足のパターン

まずは2本のローソク足の組み合わせで重要なものからみていきましょう。

①包み足(抱き足)

前の時間のローソク足を次の時間の2本目のローソク足で丸ごと包み込んでいるようなパターンがまず1つ。陽線と陰線が並んで前の足を包んでいる場合は相場が反転することを意味します。

包み足

どうして2本のローソク足からそのような見通しが立てられるかというと、下の図で解説していきましょう。

包み足2

陽線を次の時間の陰線が包んでいる状態でそれぞれの始値、終値などを書き込んでいくと1本のローソク足の形が見えてきますね。このローソク足こそが未来を読んだ足で、上ヒゲが長くなっています。

ヒゲを理解できればFXマーケットの動きが分かる!ライバルを知ろうの記事でもご紹介したとおり、上ヒゲが長い場合は一気に価格が下がっていることから、相場が下落傾向にあるのではないかということが分かりますね。

逆に陰線を次の陽線が包んでいる場合は、下ヒゲが長いロウソク足が見えてきますので上昇傾向のサインということです。

②はらみ足

はらみ足は含み足の逆のローソク足になります。前の時間のローソク足が次の時間の2本目のローソク足を丸ごと包んでいる状態ですね。

はらみ足

はらみ足も包み足と同様に2本のローソク足を1本にしてみましょう。陰線の始値と陽線の終値を実体(胴体)として高値と安値のヒゲを足していくと、下ヒゲの長いローソク足が見えてきましたね。

はらみ足2

下ヒゲの長いローソク足は上への勢いが強くなっているということで上昇傾向のサインとされています。逆に前の陽線が次の時間の陰線を包んでいる場合は、上ヒゲになり下落傾向サインということです。

またはらみ線は相場の天井や底値付近で出現することがあることにも注意が必要ですね。

③切り込み線

切り込み線の組み合わせは前の時間が陰線で2本目が陽線。前の時間の陰線の中心の値段を越えていることからも相場の反発のサイン(上昇傾向になる可能性がある)として見られています

切り込み線

④かぶせ線

かぶせ線は切り込み線の逆で陽線と陰線の組み合わせ。一見相場は上がっているように見えますが、実は前の時間の陽線の中心値を割り込んでいることから下落傾向へのサインとされていますので注意しましょう。

かぶせ線

ローソク足の並びで未来を予想!

いかがでしたでしょうか。ローソク足は複数本を見ることによってまた相場の読みが変わってきます。

日本発!ローソク足分析の酒田五法を学ぼうの記事ではさらに沢山のローソク足からの分析方法を解説していますので要チェックです。

ヒゲを理解できればFXマーケットの動きが分かる!ライバルを知ろう

チャートの中で作られるローソク足を構成する要素の1つに「ヒゲ」があります。

下の図の通りローソク足に上下に2本の「上ヒゲ」、「下ヒゲ」ができており、それぞれ上が「高値」、下が「安値」を表していますね。

値動き

実はこの「ヒゲ」はチャート分析をする上でとても重要です。それぞれのヒゲが出たときにマーケットがどんな動きをしているのか詳しくみていきましょう。

なぜヒゲが長くなったり短くなったりするの?

まず最初にローソク足にヒゲができる理由について説明します。

ローソク足は5分から1日以上の時間内でどれだけの値動きがあったかを1本のローソクで表していますね。時間の始めの「始値」と終わりの「終値」までの間にも為替の売買が絶えず行われレートが変化していきます。

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上の図で右側のローソク足を見ると上ひげ、下ヒゲの長さはほぼ同じで短いヒゲが上下に出ていますね。

そしてもう1つの左側のローソク足を見ると今度は上ヒゲがかなり長くなっています。

つまり、始値や終値からレートの上昇や下落によって、高値を表す上ヒゲと安値を表す下ヒゲの長さも変わるということで、レートの値が離れれば離れるほどヒゲは長くなります

ヒゲの長さで何が分かる?

ヒゲが長くなったり短くなったりする仕組みが分かったところでそれぞれのヒゲの長短がどのような意味を持っているのかを見ていきましょう。

①上下のヒゲが短い場合

上下のヒゲが短いときの値動きを矢印で見ると分かりやすいですね。始値と終値からレートがあまり離れていないということになるので、相場が非常に小動きの状態です。

陰線の場合は始値から終値は下がっていますが、際立った変化はありません。暗記必須!有名なFXのローソク足はまるまる覚えようの記事でも解説している「コマ」という状態のローソク足で相場が迷っている状態を表しています。

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②上ヒゲが長い場合

上ヒゲが長いということは、始値や終値から高値のレートが離れているということです。

そしてさらにこの陰線のローソク足から分かることは「始値から一時高値に上昇していること」が1つ、そしてもう1つは「高値から反落していること」の2点。

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高値から一気に下がっていることから、相場のレートが以降で下降する可能性があることを表しています。

③下ヒゲが長い場合

そして最後に下ヒゲが長いということは、始値や終値から安値のレートが離れているということですね。

図の陽線の場合、「始値から一時安値まで大きくレートが下がったが、その後終値で始値より高くなっている」という見方がポイントになってきます。

ヒゲ4

つまりは、下ヒゲが長い場合は上に向かう勢いがあるということですので、相場のレートが上昇する可能性があるということを表していますね。

ヒゲが理解できればマーケットの動きが分かる!

いかがでしたでしょうか。ローソク足のヒゲの長さはマーケットの動きを見る上でとても重要なポイントの1つです。ヒゲの解説で見ていったとおり、ヒゲはトレーダーの売買の傾向を表していることが分かりますね。

ヒゲが上下に短い場合は相場が迷っていますし、下ヒゲが長いときには相場がレートを上に上げようとしているのではないか!?という動きが見えてくるでしょう。

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ただし経済指標の発表や有事の際にはこういったローソク足を使ったテクニカル分析も意味をなさないときもあります。「相場は水もの」とも言われていますのでローソク足だけに頼りすぎることなく日々マーケットの動きに注意していきましょうね。

FX初心者必見!ローソク足の見方を教えます

FXの口座を作ってさあ取引を始めようとしたとき、まず第一の壁として突き当たるのがFXの取引をするためのチャート画面。

なんだか棒グラフのような線が動いている見慣れない取引画面に戸惑ってしまわれる方もいらっしゃるでしょう。

画像は実際のSBI FXトレードのスマートフォンアプリに表示されるチャート画面です。

赤色と青色の棒が連なって時間とともにどんどん棒の数が増えてグラフのようになっていきますね。

ロウソク足1

この図表は「ローソク足チャート」といって、縦軸を為替の値動き、横軸を時間軸として、時間ごとにどれだけ為替の値動きがあったかを分かりやすく表しています

ローソク足チャートは株式取引だけでなくFX(為替)の値動きの分析にも使われる基本のチャートです。

今回はFX初心者の方向けにチャート画面の中でピクピクと動いている「ローソク足」について説明していきましょう。

「ローソク足」って何?

ローソク足」は名前の通り、蝋燭(ろうそく)に似た形なのでそう名付けられました。

実はローソク足は日本で考案されたチャートなのですが、今では海外でも一般的なチャートとなっていますね。

ローソク足

ローソク足は時間軸の中での「高値」、「安値」、そしてその時間の始まったときの「始値」、終わったときの「終値」の4種類で構成されています。

始値と終値の2つの価格の間を塗りつぶしたボックスを「実体」、実体の上側の高値まで伸びた線を「上ひげ」、実体の下側から安値までの線が「下ひげ」です。

ローソク足例

例えば、上の図のローソク足がアメリカドル/円のチャートだった場合、時間軸を30分とすると、始め(始値)は1ドル111.5円が30分の間に一時は112.5円まで上昇していたり、逆に111円まで下がっていることや、30分経過した時点(終値)で112円になっていることがわかりますね。

「ローソク足」の種類は?

ローソク足は2つの色に分けられており、「陽線」と「陰線」があります。

陽線が赤や白、陰線は青や黒で表されることが多くそれぞれに意味がありますので必ず覚えておきましょう。

陽線・・・始値より終値が高い

陽線

陰線・・・始値より終値が安い

陰線

また、ローソク足は時間軸で区切られおり、1日単位の値動きを表すローソク足は「日足」、1ヶ月なら「月足」、さらにデイトレードでよく見られるさらに短い時間の「5分足」、「30分足」など多くの種類がありますね。

1本のローソクがその期間の値動きを表しますので、月足で値動きが大きかったときには長いローソク足になるというわけです。

「ローソク足」のどこを見る?

ローソク足の表す意味が分かったところで、これをどうFXの取引に生かせるかが取引での勝ち負けを大きく左右します。

ローソク足で見るべきポイントは大きく2つ。

1つ目は「実体の大きさ(長さ)」です。実体の長短でトレーダーの売買に対する感情が分かるとされており、長い場合は売買の勢いが強く、短い場合は弱かったということになります。

そしてもう1つは「ヒゲの長さ」。実はヒゲのでていないローソク足もあり、例えば上ヒゲがない場合を考えてみると、その時間軸のローソク足の中で一度も値段が上昇していなかったとうことが分かります。つまりは上昇しない=下落の傾向があるのでは?と予想できるというわけです。

ローソク足のヒゲについては、ヒゲを理解できればFXマーケットの動きが分かる!ライバルを知ろうの記事で詳しく触れていますので要チェックですね。

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「ローソク足」はまずは基本を抑えるところから!

いかがでしたでしょうか。

FX取引でいつ売買をするのかタイミングを図るために必須であるチャート分析。

その中でも時間ごとの値動きが分かりやすいローソク足チャートの見方は必ず覚えておきましょう。